友達

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いつの間にか校長の長い話は終わり教室に戻った 「なぁ光」 後ろの席のマイクが喋ってきた 「なに?」 「このあとお前に紹介しておきたいやつがいるんだけど」 「紹介しておきたいやつ?」 「あぁ」 紹介しておきたいやつ… 困ったな… こいつでさえ心を許せないのにまた友達紹介かよ 俺は1人が楽なんだけどな 「まぁいいけど…」 「サンキュー」 マイクはそう言い終わり先生の話を聞き出した 紹介しておきたいやつか… キーンコーンカーンコーン 「…ということで明日からは授業が始まるから初っぱなから休むなよ!」 『は~い』 「じゃあ今日はここまで!起立!礼!さようなら~」 やっと学校が終わった 昼までなのに何か長く感じた 「なぁ?このあとどこ行く?」 「どこでもいいぜ!あっゲーセン行くか!」 そう言ってこのあとの予定を確かめるやつらがいる中俺は… 「光、ちょっとこっち来て」 マイクに呼び出された きっと例の紹介しておきたいやつだろう 「こいつが俺の紹介したいやつ!」 マイクの指差した方向には相当眠たいんだろう 机にへばりつき寝てるやつがいた 「おい!一馬、あいさつくらいしろよ!」 マイクが起こそうと肩を揺らす すると 「あぁ?眠い…」 「はぁ?悪いな光、こいつクールなやつやからさ…」 「みたいだな…。一馬だっけ?俺光…松井光。よろしく」 「あぁ?あぁ…よろしく」 そう言ってまた寝だした 吉岡一馬(ヨシオカズマ) 見た目はクールでイケメン もうすでにクラスの女子からはキャーキャー言われている マイクと一馬… どっちもカッコいいじゃん マイクはマイクで外国人なりのかっこ良さがあるし 一馬は一馬でもうイケメン!の一文字しか似合わないやつだし 普通すぎる俺からしちゃあある意味マズいやつを友達にしたな そんなことを考えながら俺は家に帰った 俺は今日できた友達 ネスミス・マイク・ジョアン 吉岡一馬 この二人に徐々に心から友達に思い始める
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