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――２年前。
『中学になっても
あんま人変わんないから
たぶん、面白くないな。
勉強は得意じゃないし…
楽しい中学生活に
なればいいなぁ…。』
こいつが２年前の俺だ。
『クラスにはあんまり
仲良い人いないから
違うクラス行こうっと…。』
―――あっ…。
そこにいた人が
高嶋 秋子
(たかしま あきこ)という
人だ。
あまり、特徴がないが…
何より、
笑顔が可愛かった。
俺は軽く見惚れてしまった。
なかなか長く見てたのだろう。
秋子はこちらに
気づいた―…。
目が合ったときに
恥ずかしくて
２人は目を逸らし
反対の方向を向き
その場から立ち去った。
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