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「馬鹿」 そう言うとくしゃりと笑った。昨日と何ら変わらない優しそうな顔。ただ、場所が病室なだけで何も変わらない。 「病気だって」 「ああ」 「どうして何も言ってくれなかったんですか?」 彼の真意はわからない。けど、少しくらい頼って欲しかった。 「ごめん。みんな2人きりしてくれる?話がしたいんだ」 「わかった」
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