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「ねぇねぇ、名前変えてみたら?」
いっぺん死んでみる?みたいなノリで町の子供Aに話しかけられたのは、主人公セシルだった。
暗黒騎士でありながら、慈愛に溢れる好青年。
漆黒の兜を取れば、銀髪長髪テライケメンの美青年。
「名前?」
「うん」
「でも、何でだい?」
子供にの前で屈み、子供と同じ視線で問いかける。
「だって…台本」
「あら、セシル様!うちの子がすみません!」
後ろから、閃光のごとく母親が現れて、脱兎のごとく消えていった。
取り残されたセシルは考える。
そして、静かにある場所へと向かって行った。
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