はじめまして、KAITOです(笑←

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「(おせぇ……。)」 今日は待ちに待った、KAITOが我が家に来る日。 しかし、予定の時刻になっても いつもの配達員がこない。 あの気に障るはにかんだ顔が、 今はとても待ち遠しい。 彼の名前は、不知火 晃人(シラヌイ アキト) 一人前の声優を志す21歳の男だ。 まだ未熟なものの、その才能は折り紙付きなのである。 「(……まだか…?)」 だが… 無口で無表情、おまけに無愛想の三重苦のくせのつよい男なのだ。 「(…言い過ぎだろ…。)」 愚痴をこぼしながら、コップにコーヒーを注ぐ。 鼻腔をくすぐるコーヒー独特の良い香がまだ 朝なのだ、ということを教えてくれる。
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