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｢…………………………。｣
｢あっ……あのぅ……。｣
｢…………………………。｣
｢マスター……?｣
開いた口が塞がらないとは正にこのことだ。
｢(こいつ、コスプレイヤーか…?)｣
｢えぇとっ……はじめまして！ご購入ありがとうございます。KAITOです!至らない点も在ると思いますが、マスターに気に入ってもらえるよう、頑張りますので末長くよろしくお願いします!!｣
まるで、用意していたような長台詞を言い終えた後、
ホッと息を吐く。
その安堵した表情とは裏腹に、晃人はテンパっていた。
｢(大丈夫かコイツ!!結構やばいヤツなんじゃ―…。)｣
｢マスター?どうかしましたか…?｣
そういいながらKAITOは晃人の顔を覗き込む。
｢(………かわいい。)｣
・・・・・・・・・・・。
｢(そぉじゃねぇだろぉｯ!!!何考えてんだ!しっかりしろ俺!!)｣
飛んでしまいそうだった理性をつなぎ止めて、
｢立ち話もなんだから｣と
中に招き入れた……。
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