いざ、品評会!

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翌朝、臨時休業の張り紙を店のドアに張り付けると、同級生であるシャルトの実家である教会へと足を運んだ。 小さな教会ではあるが、外装はとても綺麗だった。 少し重い扉を開くと、ギギ、と音がして扉が開いた。 「ようこそ、迷える子羊よ…おや。そのお顔は、見た事が…そうだ、シャルトの同級生だね。」 これまたロマンスグレーのイカした神父様…って、シャルト君のお父さんか。発表会の時、来てたのかな?は、恥ずかしいとこで覚えられちゃったかな… 「あ、はい、そうです。ころんと申します。今日は…」 「シャルトは確かにモテるがね、教会まで来たのは貴女が初めてですよ。今シャルトを呼んできますから、椅子でお待ち願おうかな。」 「いや、シャルト君は別に…し、神父様…」 神父様はニヤニヤしながら足早に奥の部屋へと行ってしまった。ただ、お祈りに来ただけだったのにぃ… まぁとりあえず、お祈りしておこう。神様神様、どうかイチゴタルトになりますよーに…
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