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エラは体質で全く酔う事はない
エラと長い付き合いのマスターはそれを知っているから止めはしない
しかし、未成年であるエラを気遣うのは、優しい彼だからこそである
マスターはカウンター越しにエラの前に肘をついた
「船がかなり酷くやられたようだな」
「…知ってたのか」
苦虫を潰したような、何とも言えない表情のエラ
「海龍の奇襲にあったんだが……さすがは海の魔物……タダじゃすまなかった」
「エラがドラゴンにやられるなんて、珍しい事だな」
苦笑混じりに、驚いた風な声色でマスターは呟いた
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