第一章

9/41
前へ
/129ページ
次へ
………… …………………… 私の家から歩いて30分のところにある一軒家。 そこは私の友人が姉弟で住んでいる。 ぴんぽーん 「アスナだけど、隼人起きてる?」 途端にバタバタと家の中から音が聞こえてきた。 また寝坊したのね。 壁に寄りかかり、待つこと五分。 ドアが開き、待ち人がやってきた。 「ごめん、寝坊した!」 「うん、毎回のことだから知ってる」 岡田隼人。クラスメイトであり部活も同じである。 親譲りの茶色がかった髪に黒色の瞳、ぼさぼさな髪の毛が特徴である。 ちなみに部活は剣道部に所属しています。 私は全然強くないけど、隼人は一番強い部長さんと遣り合う事ができる。はずなのだが、隼人はその気はないらしく、いつも逃げている。
/129ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加