第一章

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買い物が終わり、ただいま隼人とともに帰宅中。 私は全く変化がなく、隼人はというと…… 両手に買い物袋を持ち、十キロの米をバックに入れて背負っています。 「アスナ~、無茶苦茶辛いんだけど!?」 隼人が私の三メートルくらい後ろから叫んでいる。 あ、隼人の学校の荷物ですか?もちろん隼人が持っていますよ。 「いつもただ飯食らっている人が、仕事をしないなんてうますぎる話ですよ?」 「それはそうだけど……これは多すぎじゃねえか!?」 それはそうよ。荷物持ちがいたからこうなったんだから。 「ほら、頑張って。家まであと少しよ?」 「ちくしょ~」
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