第一章

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それから10分くらい経って、ようやく家に到着。 玄関の鍵を開け、隼人は荷物を降ろすと倒れた。 「もう無理。疲れた」 「お疲れ様。はい麦茶」 隼人が倒れている間に、冷蔵庫から麦茶を持ってきた。 「さんきゅー」 それを一気飲みする隼人。 「ぷはー、生き返ったー」 荷物を冷蔵庫などにしまい、夕食の準備まではまだ時間があった。 「なあ、ゲームやろうぜ、ゲーム」 「いいわよ」 自分の部屋からゲーム機を持ってきて、電源を入れる。 私が持っているのは、隼人が薦めてくれた格闘ゲームだけ。 隼人に2コンを渡し、ゲームスタート。隼人は筋肉マッチョな格闘家を選択。私は黒い騎士を選択。 「手加減なしだからな!」 「分かってるわ」 そして、戦いの火蓋は落とされた。
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