第一章

40/41
前へ
/129ページ
次へ
「・・・・・・おいおい、この程度かよ」 粉塵で前が見えないので、とりあえず剣を振って払う。 「・・・・・・どうした。まさか、これだけか」 目の前の雑魚に近づく。 雑魚はどうやら、先ほどの同じ技を放とうとしている。 だが、あれはかなり溜めの長い技だ。 そんなのを待っているほど、俺は待てない。 「・・・・・・これに耐えられたら、褒めてやるよ」 剣を振り上げ、それを振り下ろす。 先ほど喰った魔力をそのまま斬撃に載せ、燃やし尽くした。 雑魚は炭と化し、のちに跡形もなく消えた。
/129ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加