第一章

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?Side あの少女はなんだったんだろう。 ただ道を聞こうとしただけなのに、びくっとしたと思ったら、いきなりボ~としだすし、ワケが分からん。 確かに、後ろから声をかけたのは悪いのかもしれない。 ただ、いきなり顔を真っ赤にしてしゃがみこむのはどうかしていると思う。 一瞬、持病持ちなのかと思ってしまった。 まあ、目的のものは聞けたからいいけど。 時刻はもうすぐ午前零時。三坂神社と呼ばれるところに来ていた。 確かに年代ものだな。ここまでの処理をするのは大変だったろうな。 「それにしても多いな、ここには」 神社の敷居を歩き続けると、ぞろぞろと人が出てきた。 「・・・・・・今度は当たりだといいんだがな」 ?Side end
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