ボーイズビーアンビシャス

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「この家ともお別れか…」 身支度をしながら、モーリスは考えていた。 「そうだ。ウルイに挨拶を…別にいいか」 そう言うと、荷物を詰め込んだリュックを持ち上げた。無理やり詰め込んだリュックが指に食い込む。 「重っ!」 何とか荷物を運び出すと、家の前にタルホが待っていた。 「行くわよ、モーリス」 タルホに抱かれたリウトンは、静かに眠っている。 「うん」
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