ボーイズビーアンビシャス

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誰かが、ドアをノックした。 「すいませーん。誰か居ませんか?」 2階にいたモーリス=サーストンは、ベッドの上で目を覚ました。 「…この声って…」 ゆっくりとベッドから出て、階段を降りた。ドアはずっとノックをされている。 「すいませーん。サーストンさん?」 モーリスはちょっと待って下さい、と言ってドアに向かった。 「はい?」 そういってドアを開けると、見慣れた顔があった。 「…久し振りだな、モーリス」 無精ひげを生やした男が言った。隣には、赤ん坊を抱いた女もいる。 「久し振りだね。ホランド、タルホ」
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