悲しい恋

2/7
前へ
/18ページ
次へ
  2学期が始まり、様々な行事をこなしていく中 武久は、野上先生と接触する事が増えて ドキドキしながら、でも嬉しい気持ちでいた。     その頃には、野上先生は「武久」と呼ぶようになっていた。   野上先生が、着替えをする時にそばに行っても、気にせず話しかけてくれるので、大好きな…いや、恋をしている人のハダカを見てはさらに、胸をときめかせた。       そんな風に毎日は過ぎて行き、11月に入った時だった。   この頃、武久は、野上先生の事を考える度に胸が苦しくて、気持ちを伝えたくなって来たのだ。     (確か、先生は独身だから、ダメ元でっ)     しかし、簡単には伝えられるわけはなくて、2週間ほどが過ぎた。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

139人が本棚に入れています
本棚に追加