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アパートに着いたら、布団をかぶり、泣き始めた。
『まだ、気持ちを伝えてはいないけれど
自分は、気持ちを伝えてはいけないんだ…』
もし、今、自分が気持ちを伝えたら、困るのは野上先生だ。
変な噂が立ったら、先生に迷惑がかかる。
しかも、自分は気持ちを伝えたとしても、断られるのはわかっている。
断られたとしても、気まずくなるだけだし、自分が学校をやめるなんて、簡単にはいかないのだから。
泣きながら、武久は心に決めた。
絶対に、先生に気持ちを伝える事をしないと。
すぐには、あきらめられないけれど…
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