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野上先生は、武久を校舎の斜め前にある芝生広場に連れていく。
そこでは、すでに何人もの生徒たちが座って、弁当を広げていた。
「な?春は特に良いんだ。気持ちいいだろ?」
「はい、本当に。風も日差しも気持ち良いですね」
2人は座ると、弁当を広げる。
「うわぁ、野上先生の美味しそう」
「ああ、自分で作ってるんだ。料理は好きだし、節約、節約」
その言葉に、武久は笑った。
2人で食べていると、1人で食べるより美味しく感じた。
「はぁ、ごちそうさん。松谷センセ、食べれる時は一緒に食べような」
「はいっ!!」
武久は、野上先生と少し話しただけだったが、好感を持った。
その後も、何度も野上先生と話をしたりして
野上先生といると楽しいと、感じるようになった。
素敵な先生だと、武久は思っていた。
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