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『ハァ……ハァ……これで終わりだあぁぁ!』
首まである金髪、透き通るような青い瞳をもった少年はそう言って魔王に斬りかかった。
『ぐわあぁぁぁ!!』
魔王は床に倒れこみ、その少年を睨む。
『魔王。魔物たちを人間界から追放しろ』
青い瞳の少年の少し後ろに立っていた、茶髪で黒い瞳をした魔術師はそう言った。
『魔物……か……あいつらを動かしているのは魔神だ……俺ではない』
魔王はそう言って口を少し緩ませた。
『そんな……』
魔術師の右に立っていた、腰まである黒髪で黒い瞳の少女が悔しそうな表情を見せた。
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