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…パシィン!パシィン
今日も学校の部室には竹刀と竹刀がぶつかり合う音が聞こえる、その音とは中央で試合をしている者達によって発せられられているものである。
……パシッン!!!!!!!!
さっきとは比べ物にならない大きな音が静寂の中に響いた…
中央にいたのは長身の男子と髪を上の方で一つに束ねている小柄な女の子…桜ヶ崎 未咲である
「一本!桜ヶ崎!」
審判の生徒がそう叫んだ。今の音は試合の終わりを告げるものだったようだ。
「ありがとう御座いました!」
呼吸1つ乱すことなく試合の相手に向かってそういい放つと
晴「未咲!今日もかっこよかったよ!!」
後方からそう話しかけられた。
彼女の名は…一ノ瀬 晴菜
彼女とは小学校からクラスがずっと一緒だった。
小学校から中学はエスカレーター制なので、中学は変わらないのは当たり前なのだが、他の小学校からも入ってくるのでクラスはかなり多くなった…そんななかで神様のいたずらのか同じ小学校の中で彼女だけが、中学一年の時同じクラスだった。
そして、中学二年生になった今もそうであった。
未「そうかな…?ありがとう!!」
晴菜に満面の笑みでそう返すと
晴「本当に未咲は強いね!さすが中学生で日本で2位!」
なぜだか余計な一言も余分についている台詞が返ってきた
未「や…やめてよその言いかた晴菜のおかげで傷えぐられた感じだよ…」
…そうなんです私は中学生で日本…一と言いたいところ何ですけど残念ながら2位なんです…
強い人がいるんですよ!!
もう最強です.隙が全くないんです。
その人には何回まけているか…
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