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「神崎」は大きい企業の財閥。
表向きは…
でも裏では国と共に人間兵器をつくるろうとする悪徳企業
椿に薬を作らせるように依頼したのも神崎財閥
そしてこの学校はその神崎財閥の支援のもと成り立っている学校。
僕はそれを椿から聞いてここに入学した。
神崎財閥を探るため…消えた両親を探すため…
だけど、その必要は無くなった。
理事長が神崎 治になったことによって僕は確信した。
この日向学院に何かあるという事を…
実際…
僕は自分の着ている制服の胸元を見る。
そこにあるのは学校の校章、そしてあの研究所の研究員が着ていた白衣のついていた紋章と同じもの。
表向きの神崎財閥はこの紋章を使ってない。
だからこの学校が確実に『裏』にいちする学校
絶対、母さんと父さんを取り返す。
だから待ってて…
僕は椿から貰った鍵を握り締めて、歩き始める。
これからはちゃんと『藤堂 莉音』を演じなければいけない…
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