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その日から僕はあの狭い暗い部屋から出された。
久々にでる見る世界は白で統一された建物の中だった。
手を鎖で縛られ、真っ白な廊下を歩かされついたのはあの匂いが染み付いた広い部屋だった。
他と変らない何もない白い部屋なのに、僕は確かにあの匂いを感じた。
分けのわからないまま手に付けられた鎖を取られ、部屋の中央へと連れて行かれる。
そして僕と同じようにつれてこられた大人の男の人。
僕はここに来て初めてあの研究服を着た人以外を見た。
「戦え…」
『え…?』
そう言って僕の大嫌いな研究服を着た人たちは部屋から出て行った。
そして新たに始まったのは今までのが幸せと感じるような地獄だった。
狂ったように襲ってくる大人の人達…
そして僕を守るようにあふれ出る力…
僕はそこで何にもの人を…
殺していった。
『もう…嫌だ…』
何日その部屋に閉じ込められたかわからない。
殺せばまた新たにあわられる狂った人達…
何もしないで居ようとしても僕の力が勝手に襲ってくる人を殺していく。
与えられるのはあの赤い液体だけ…
そんなある日だ…
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