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その年、その村の空が異常で…昼間なのに夜のように薄暗く、時には雷が鳴り響き、しかし雨は降る気配を感じない…不思議な気象の日が続いた。
村の端に小さなお地蔵さんが祀られていて、そのお地蔵さんのすぐ横に、今は使われていない壊れてしまいそうな程古くボロボロな道場がありました。
青年には両親もいなく、お金だけが全ての私利私欲だけで生きるお爺さんとお婆さんに育てられてました。
ある時青年が何度言われても、猟には行かず、畑仕事も手伝わない横着で怠けてる毎日の態度に、お婆さんは腹をたて、その青年を大きな出刃包丁で殺めることに…
しかし青年は生まれもっての才か?
自分の危険に素早く察して村の端にあるこの道場に身を隠して難を逃れた。
青年はその日からその道場に住み着き始めた。
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