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博士 「いや、話だけでも聞いて」
少年 「どういう意味ですか?」
博士 「実はの~、君にこのヘルメットをかぶってもらいたいんじゃ」
カバンからドロドロの液体がかかったヘルメットを取り出す。
少年 「なんですか、それ」
博士 「変身ヘルメットじゃ」
少年 「なんでドロドロなんだよ!キモいよ」
博士 「このローションが変身パワーに必要なんじゃ」
少年 「ローションなの!どういうことですか?」
博士 「このヘルメットをかぶって『メーク、アップ』と叫ぶ!そうすると変身できる仕組みになっとるんじゃ」
少年 「いや、『メーク、アップ』ってセーラームーンと同じ決め台詞だし」
博士 「もちろん、変身する時は全裸になるんじゃ!」
少年 「えーー」
博士 「ローションが乾く一時間後に変身は解けてしまう。つまり、変身前に全裸になっているから、一時間以内に敵を倒さないと、その場で全裸になってしまうんじゃ」
少年 「どんだけリスク高いんだよ!てか、語尾に『じゃ』付けたら博士っぽくなるって思うなよ!」
博士 「さぁ、これから君は怪力戦士ザーメンとして地球のために戦うんだ!」
少年 「どんな戦士だよ!最低じゃん、そのネーミング最低じゃん」
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