第1章 魔法の森の人形師

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俺が考え事をしているのを見ていた彼女は察したのか俺に聞いてきた。 アリス 「もしかして元の世界に帰りたいの?」 この質問に俺は驚き、彼女に聞き返した。 隼牙 「か、帰れるのか!?」 アリス 「きゃっ!!」 テーブルに乗り出した俺に彼女は一瞬怯えた。 隼牙 「あ...すいません…」 俺は座り直し、彼女に謝った。 アリス 「大丈夫よ…。 ちょっとびっくりしただけ…。 それで、さっきの話だけど・・・」 彼女は軽い深呼吸をし、話をしてくれる彼女に頷いた。 アリス 「帰る方法は知ってる限りは2つあるわ。 まずひとつ目は博麗神社にいる巫女に頼む事。 これが一番手っ取り早い方法よ」 彼女はあえて簡単な戻り方を先に教えてくれたが俺はもうひとつの方法が聞きたかった。 そのことを彼女はまた、察したようで軽く頷いてから話を続けた。 アリス 「もうひとつはあまりお勧めしないけど一応言っておくわ。 ・・・八雲紫に頼むの」 それを聞いた瞬間、俺は固まり、言葉を失った。
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