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早すぎる朝日を浴び、俺は神社の手前で精神統一をしていた。
起きてから十分ほど経つが霊夢さんは起きてこない。
隼牙
「言い出しっぺがまだ起きてないという・・・」
先が思いやられる気分だった。
(起こしに行きたいけど、あの人何か怖いからな・・・)
境内に目をやり、しばらく考えにふけた。
隼牙
「仕方ない・・・時間がないんだ。 起こすか」
俺は常に面倒がっている巫女さんを起こしに行くことにした。
隼牙
「霊夢さ~ん、起きてますか?」
巫女さんが寝ているであろう障子の前で呼びかけをするが、俺は返事を待たずして障子を開く。
霊夢
「・・・」
隼牙
「・・・」
どうやら霊夢さんはお着替え中だったようで、その小さな白い背中を覗かせながら、こちらを睨んでいらっしゃる。
霊夢
「・・・いい度胸ね」
隼牙
「・・・!? ちょっ、まっ・・・・・・!!?」
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