プロローグ 幻想の彼方へ

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「えぇ!? またかよ?」 「お前強すぎるから勘弁してくれよ」 「財布が空になっちまうだろ」 友人達は着替えながら、悪態をつくが、隼牙はお構いなしに颯爽と部屋の中心にあるテーブルに座る。 隼牙 「逆だ。お前等が弱い。引きが悪いとも言える」 マジシャンの様にトランプを左から右へ、右から左へと空中で移動させる隼牙。 「よし、帰ろうぜ じゃあな、隼牙」 隼牙 「あ、おい!」 そそくさと帰る友人達に置いてかれまいとトランプを持ったまま鞄を拾い上げ、部室を出る隼牙。
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