秋‐1‐

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シンと静まり返った部屋 ユチョンの口から どんな言葉が出るのか わからず ただ 見つめた。 「チャンミン、この先俺が……どんなに苦しんでも その笑顔を見せて欲しいんだ…」 ユチョンからの お願いは意外な事で 僕は すぐに返事が出来なかった。 「無茶な頼みだって わかってる…けど、俺は チャンミンの笑顔を見れば 何だったて やれる気がするんだ。」 「……ユチョン」 名前を告げるだけで 精一杯だった。 それは 僕の心に 思い知らされたように響いて… 改めて ユチョンの体の事を思い出したようで 僕の目からは 涙が溢れたから…
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