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無理矢理連れて来られた一軒目は神社だった
桜樺『じじぃ~生きておるか?』
犬飼「罰当たりな!その様な言い方はいけません」
すると神社の神棚からスッと老人が現れた
老人「桜樺ちゃんかい?久し振りじゃの」
桜樺『元気そうで何よりじゃ!今年もヨロシクたのむ』
犬飼「だから、礼をわきまえて下さい」
老人「ええんじゃよ犬飼、ジイは来てくれて嬉しいよ」
そう言うと、杖を振りかざし二人は目を閉じた
老人「Фд∝χρ…」
何やら呪文を唱えた、毎回仕事始めと終りにお払いを受けるのが習慣だった
しばらくして、お払いが終わると
桜樺『たまには、サービスじゃ』
そう言うと賽銭箱に、5枚ほどの紙切れを投入した
老人「太っ腹じゃのう、フォフォフォ」
桜樺『いつも感謝しておる』
老人「そうかい?ありがとう」
桜樺『余は急ぐのでサラバじゃ』
犬飼「失礼します」
老人「またおいで」
二人は神社を後にした
犬飼「さっきあれは何だったんですか?」
桜樺『あれは、紙じゃ』
犬飼「そうではなく」
桜樺『まぁ気にするな』
そう言われると仕方ないという表情で犬飼は着いて行き車に乗り込んだ
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