第一章 目覚め

13/31
前へ
/62ページ
次へ
そのまま車を走らせ、あるアパートの前に辿り着いた 犬飼「着きましたお嬢様」 桜樺『分かった』 車を降りると一人の中年女性が待っていた 「初めまして私此所のアパートの管理人をやっている者です」 犬飼「伺っております、それで怪奇が起こったのはこのアパートですか?」 管理人「そうです、106号室なんですが」 そう言うと三人でその部屋の前まで移動した 管理人「この部屋には若い男性が住んでいたのですが、最近病院に入院したので今は誰も居ないはずなんですが……」 犬飼「どういった怪奇何ですか?」 管理人「それが夜になると壁を叩く音と男性の呻き声がするんです」 桜樺『確かに、少し妖気を感じるのう』 犬飼「ええ、でもたいした事は無さそうですね」 管理人「申し訳ないですが外せない用がありますので…」 そう言うと管理人は何処かへ行ってしまった 犬飼「鍵は借りているのですぐに開けますね」 犬飼が扉を開けると、四畳半の狭い部屋が広がっていた 桜樺『こっ…これは!』 犬飼「どうしたんですか?」 桜樺はしゃがみこみ何やら、見ていたので犬飼が覗くと 犬飼「いけません!」 桜樺が見ていたのはエッチな本だった
/62ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加