第一章 目覚め

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桜樺『まさか縄をあの様に活用出来るとは…』 犬飼「お嬢様、あの様な汚らわしいもの見てはイケません!」 桜樺『堅い奴じゃのう、それよりそこの押し入れを開けてくれ』 犬飼が開けると中には楽器や楽譜、後は大量のエッチなグッズが盛り沢山だった 桜樺『盛っておるな』 犬飼「ええ」 二人で全ての荷物を外に出すと、押し入れの壁に魔法陣と何やら文字が書かれていた 犬飼「これのせいですね」 そう言うと手の平をかざし気合い一発で書き消した 物を押し入れに直している最中(妖気が残っていないか確認しながら) 桜樺『………』 桜樺は何か考えこんでいた 犬飼「どうか、なされましたか?」 ”別に”と一言いうとその部屋を後にした 外に出ると管理人が帰って来ていた 管理人「どうでしたか?」 犬飼「無事終了しました、もしまだ治まらなければ連絡下さい」 管理人「ありがとうございます」 挨拶を済ませて二人で車に乗り込んだ 犬飼「簡単な仕事で良かったですね」 桜樺『まったくじゃ』 何やらウキウキだった 犬飼「?」 不思議に思って後部座席の桜樺を覗くと 桜樺『前を向いておれ!』 桜樺は先程のエッチな本を読んでいた 犬飼「いけません!返して来てください」 桜樺『嫌じゃ、あんなに沢山有るなら1冊位良いではないか』
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