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犬飼「そう言う問題ではありません」
そう言うと犬飼は、ガッと本を奪い取った
桜樺『返せ!余の本じゃ』
犬飼「ちゃんと後で管理人さんに返して置きますから」
桜樺『そんな事言って本当は一人でこっそり読むんじゃろ?』
ゴチッと犬飼にゲンコツを貰い、車は走り出した
車内にて次の場所の連絡を犬飼が取っている間、桜樺は携帯ゲームをしていた
桜樺『うわ、仲間が裏切りおった』
犬飼「…ええ、…はい分かりました」
犬飼が連絡終わると、一軒の宛先不明のメールが突然届いた
犬飼「…あっ!この魔法陣さっき部屋の物と同じです」
桜樺『なに!やはりそうなのか』
犬飼「これは何なんですか?」
桜樺『これは意識操作する魔法陣じゃ、しかし妖怪に、この様な事が出来る物は限られておる』
犬飼「では、妖怪以外の者の仕業ですか?」
桜樺『可能性は高い、しかし断定はできぬ』
しばらくしてから、取りあえず次の仕事に向おうと決まり又車は走り出した
三軒目もやはり同様に魔法陣が書かれていた
お昼を取る事にした二人は、一度事務所に戻ると桜樺はテレビをつけた
犬飼がお昼を用意する間ボーっとテレビを見ていると
「本日〇〇市周辺で行方不明者多数の失踪事件が起こっております」
《!》出た、テレビにあの魔法陣が映っていた
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