9人が本棚に入れています
本棚に追加
『そんなもの、おぬしと猫で片付ければよかろう!』
桜樺はそう言い、暴れた末そっぽを向いた。
「猫は気紛れゆえ、私一人ではもう手に負い兼ねます」
犬飼の言葉を聞いて桜樺はプイッとそっぽを向いた。
『ところで、猫の奴はどうした?奴には1年分の昨日アニの録画を頼んでおる』
そう桜樺が言うと
「あやつは最近アニメに影響を受け別の仕事に就いた様です、しかし収入が全く無い様でホトホト手に負い兼ねます」
それを聞いて
『まぁよい、あ奴がおると頭が痛くなる事が多い』
犬飼は、そう言った桜樺を見て
(全く困ったものだ、あ奴のおかげでお嬢様が変な物に興味を持つ様になってしまった、私はお嬢様にも頭を抱えておりますが…)
と思ったが決して口には出さなかった。
『とりあえず現在の母屋におもむくか?ッププ』
犬飼は何が面白いのだろう?と、惚けていると。
『もうよい!猫ならば的確なツッコミが入ったものを。おぬしは堅いのう、つまらぬわ』
犬飼は「ははぁ!」とかしづくと桜樺は睨む様に車に乗り込んだ。
最初のコメントを投稿しよう!