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「……えっ」
可奈は驚いて淳を見た。
長い前髪からのぞく目は、くっきりとした二重に大きな瞳。
その目が淳に向けられる。
突然の友達宣言に、可奈は戸惑いの表情を潤に向ける。
目が合った潤は、口の中を午後ティーで流し込みながら、「淳ナイス!」と言って、ブレザーのポケットから携帯を出すと
、
「可奈、私に消しゴムをくれた時点で、私たちは友達だよ!」
ほら携帯出してと、潤に促されてブレザーから淡いピンクの携帯を出した。
「メルアド交換しよ!」
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