ピース

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「ちょっと待ってよ」 何度もやり直して、やっと綺麗に結い上げた髪を確認する。 「ねぇ、龍也。このピアスとネックレス、この服にあうかしら」 「なんでも良いから、時間見ろよ。」 龍也は呆れた顔をする。 「何でも良い訳ないじゃない。龍也の晴れの日よ。恥ずかしい格好出来ないわ」 そう言いながらいつまでも悩んでいる美雪に、龍也は適当な組み合わせで、 「コレがいい」 それでやっと、準備が整った。
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