~突然の訪問者~

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「どう言うことだよ!」 義之は放課後、まひると屋上にいた。 「俺が痛い奴みたいに見えるじゃん!」 「だって先輩がお化け屋敷にしようとするから」 「悪いのか?」 「悪いです」 お化けのくせに何故ダメなのか。 さっぱりわからない。 「お化けなんてこの世から消えちゃえばいいのに……」 「自己否定するな」 端から見れば多分義之は独り言を話しているだろう。 ……考えないようにしよう。 「で、まひる」 「はい」 「成仏はしないのか?」 素朴な質問。 「えと……未練があるから私はここにいるんだと思います」 「思います?」 「はい、私……未練を覚えてないんですよね~」 「…………、」 「先輩?」 義之は携帯を取り出しおもむろに口を開く。 「あの~、除霊とかお祓いって出来ますか?」 「ちょ、ちょっと先輩!?」
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