~突然の訪問者~

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「そう、じゃさっそく来いって」 「は? どこに」 「決まってんだろ、職員室だよ」 「なぜだ?」 「なんでって、転校生だよ転校生、義之も聞いてるだろ?」 「いや、知らん」 「マジかよ! つか非公式新聞読んでないのか?」 本当に読む奴いたんだ……杉並の満足そうな顔が脳裏に浮かぶ。 (ん? 転校生て情報聞いたような……まぁいいか) 「とりあえずメンドイから」 「そんなこと言うなよ~、借金の期限のタメなんだからさ」 そういえばそんな事を言ったな。 「……仕方ないな」 しぶしぶ了解する義之。 「さすが心の友、んじゃレッツラゴー!」 そのまま渉に引っ張られるように職員室へ向かった。
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