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因みにその『何か』とは……。
「な………………」
ワナワナと顔を真っ赤にしている金髪の女子生徒だった。
もちろん照れてる表情なわけがなく、頬の辺りがピクピクしている……今にも大爆発を起こしそうな勢いだ。
(……よし)
それを感じ取った義之が起こした行動……それは、
「あ、えと、一応言っておくけど……今のは不可抗力であってだな」
少しだけインテリっぽい言い分。対して、
「な……ななな……」
「なな?」
一瞬油断したのがいけなかったのだ。
義之が軽い気持ちで外国人のような生徒にコミュニケーションをとったせいで、ついに彼女の感情が廊下を震わせる勢いで響いた。
「なにするんですの! このド変態!!」
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