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最近の俺ってさ、殴られすぎじゃないかな?
放課後、何気なく寄った商店街で缶ジュースを飲みながらそんなことを考えていた義之。
それも相手は女子ばかりだ。
「はぁ~」
今朝、不慮の事故により女子生徒にグーパンチされた義之。
渉には羨ましいなどと言われたが正直たまったもんじゃない。
学年ごとのリボンを見るに1年生の転入生徒。一応2年にはいるのだが、1年には知り合いなどいない。よって謝ろうにもどうすればいいのやら……。
「変な噂、流れませんように」
少し不安になりながらもそう願っておく。
――――と、
「ん? あれって」
義之は人混みの中に見知った顔を見つけた。
しかし帰るのか、その人は自分の家に行こうとしていた。
「(ちょっと脅かしてみようかな?)」
そんな悪戯心を宿した黒い義之はその人の後をつけていった。
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