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「あほって…
そりゃああほですけど…」
彼の綺麗な瞳に吸い込まれそうな気がして思わず目をそらした
「…まぁ、
あほはお互い様か」
彼はそう言うとスッと立ち上がり歩き出す
萌子はそんな彼を不思議そうに見上げた
「ほらっ
一年の教室まで連れてくから
それとも
…ずっとそこに居るつもり?」
彼にそう言われ、
「あっ…えと…
お…お願いします!!」
と慌てて立つ萌子に彼は優しく微笑み、
また歩き出した――…
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