出会い

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美穂に手を振って、改札に向かう。 これからスタジオ。 まだ時間があるから、駅前のコンビニに寄った。 ○○えもんを手に取ってパラパラめくる。 あーしず○ちゃん萌え~ なんて思う俺は、自分が可愛くて仕方ない。 人通りの激しい大きな駅。 コンビニに寄る人もそれなりに多くて、自動ドアがひっきりなしに動く。 その度にモワッとした空気が流れ込んで、入口付近にいた俺は何度も気分が悪くなった。 あちぃよ。 もうやめてよ。 それでも夢中になって漫画を読み続けていたけど、ふと時計を見て、次の電車には乗ろうと決めた。 「いらっしゃいませ~」 あぁ もういいよ。 閉め切っとけよ。 我ながら勝手なことを考える。 そんな時だった。 「…唯くん?」 それは、俺の名前。 呼ばれた方へ、目を向けた。 …… ?? なんですか。 この綺麗な人。 僕ちん、知りませんが。
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