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試験に残った3人は矢印に従い、どっかの廊下を突き進んだ…なんかの施設かここは…?
「ここが試験会場か‥」
第3試験会場、と大きく書かれた扉を開けるとそこは4畳程度しかない部屋、その部屋の真ん中に机が1つ、その上には1つのカプセルと紙が1枚置いてあった。
「これが次の試験?」
「とりあえず紙をみてみよう」
3人が完全に部屋に入ると、扉は閉まり、代わりに試験会場の電気がついた。
そして0846が紙を手に取り、それを読みだした…
「…このカプセルには薬が入っています、そして扉が閉まってから10分後、その部屋に有毒ガスが噴出します…」
「この薬を飲めば助かるのか‥」
「いや‥そうとも限らないぞ…有毒ガスって言っても種類は色々ある、必ず死ぬ物やそうでない物」
どちらにしても時間が止まる事は決して無い、確実に有毒ガスが噴出されるタイムリミットは近づいているのだ。
「クソ!どうすりゃいいんだ!」
冷静沈着な0846が珍しく焦っている…それも無理は無い、なにせ扉が閉まってもうすぐ5分が経とうとしているからだ。
俺も表には出さないが相当焦っていた…そんな時、またあの映像が頭に浮かび上がってきたのだ。
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