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そこは第3試験会場、そこにいるのは俺と見知らぬ男性2人、そしてその1人がカプセルを飲んだ。
しばらく何も起きず、やがて10分が経つ、するとあの紙に書いてあったように部屋に有毒ガスが充満し始めたが、なんとそれと同時に試験会場の扉も開いたのだ、俺と見知らぬ男性の1人はすぐさま部屋を出たが、あのカプセルを飲んだ男だけは未だ試験会場の中で立ち尽くしていた。
俺はこう叫ぶ。
「早くこっちに来い!窒息するぞ!!」
「か、体が動かない!!助けてくれ!!」
「チクショー今行くから待ってろ!!」
そう言って一歩走り出したその瞬間、急に試験会場の扉が閉まり、その中からはまだ悲痛な叫び声が聞こえていた。
「おい!ごほっごほっ…はや、早く…助け……て…」
「開けろ!おい開けろって!」
まだあの男を助けようと扉を開けようとする俺、しかしいくら扉を開けようとしても、いくら扉を叩こうとも…重い扉は開こうとしない。
その光景をみたもう1人の男はこう言った。
「もう無理だよ‥君は最終試験で落ちる」
「はっ!デジャヴだ!」
「0035お前もみたか?」
「ああ…みたよ、これでこの試験も…ってお前何してんだ!?」
驚く事に0846はカプセルを飲もうとしているのだ。
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