21人が本棚に入れています
本棚に追加
雨宮先生『…以上…あと、15名は残っていて下さい。』
心『…………』
壱斗『…外、吹雪いてるな…』
姫香『はぁ…やだ…』
――――そんな気分を吹き飛ばす様に帰りの放送がながれた――――
パーソナリティー『今日はこんな天気も吹き飛ばす曲を一曲❗パンクバンド、GREEN DAYsでJAPANESE IDIOTとMY・MYNORITYの2曲をどうぞ』
――スピーカーからパワフルなギターサウンドが流れ出す…《don't want to be an JAPANESE IDIOT!》――――
壱斗『ヤベェ!この乾いたギターサウンド…ノイズ…カッケェ❗』
心『…リクエストしたけど…今はそんな気分じゃない…』
―――そんな事を話していると雨宮先生が来た―――
雨宮先生『…はい。お待たせ致しました。それでは』
松本『即急に話します。冬眠装置を使うかどうか決めるのは、最終的には君達自身です。家族と話し合い、良く考えて決めて下さい。それと神内君…』
心『…えぇ。一応父を説得してみはします。』
―――実は特別授業の終り頃に呼び出され、うちの父にも冬眠装置を使って欲しいと言われ、朝言われた通り説得する為に協力して欲しいらしい―――――
松本『そして遅くても10日以内に結論を出して先生に伝えて下さい』
壱斗『10日…短い…』
雨宮先生『以上。各自速やかに帰宅して下さい』
心『…帰るか』
姫香『心君…い、一緒に帰ろッッ』
心『ん、良いよ。壱斗は[?]』
壱斗『悪い。今日は用事があるんだ』
―――にんまり笑顔。何か楽しみでもあるのか―――……………
心『弟も妹も先に帰ったらしい。』
姫香『そうなんだ~』
心『外ヤバいからコート貸してやるよ』
姫香『アリガト…でも…心君も寒いんじゃ…』
心『…気温はそんなに下がってないよ。だから大丈夫。雪はヤバいけど』
―――そう言いながら生徒玄関を開けると――――
《ヒュゴォォオオ❗❗❗ 》
心『…うわ…予想外デース…』
―――だいぶ昔話題になったCMの真似も飛び出すほど―――――
最初のコメントを投稿しよう!