THE END OF THE MEMORY

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神内 心(かみうち しん)…僕の名前。父母と弟妹の5人暮らし。17歳。決して裕福じゃないけど、大学進学の為に両親は貯金してくれている。この国は平凡で退屈な日々が多いけど、それでも僕は家族と過ごす日が幸せなんだ。……… ―――母『しーん ❗起きない❗学校の時間よ❗❗』 …………心『は~い…起きますよ~……💤』 ――ドタタタタッ❗❗バタン❗❗――――――――――ドス!!! 心『!!!??ッグハッ❗』 ―下腹部に重い一撃❗… ―――ガバッ 心『ぐわぁああ❗❗イテェ❗今日はどっちだ❗[?]友哉(ともや)か❗[?]❗❗弥希(みつき)か❗[?]❗❗』 友哉『残念。今日はバッドだ。』 ――――心『おいおい。それはボールを打つものでしょう[?][?]ねぇ皆さん。』 友哉『誰に言ってんだ。アフォ兄。それより…ガッコ遅刻すんぞ❗』 ―友哉―自分の弟ながら良い奴だ。思いやりがあって、いざと言う時には他人だろうが自分が犠牲になろうが物事を優先させる。 心『…ありがとう。』 友哉『―なんだよ急に[?]❗―兄貴今日キモいな』 心『…何を言う…元からさ❗。』―――その時一階から声が――――― 弥希『心兄も友兄も、早くしないと遅刻だよ~❗[?]』心『うわっヤベェ…もうこんな時間だったの❗[?]❗❗❗』 友哉『だから言ってんじゃん…話聞けよ、ブォケ。…ってアレ[?]❗❗[?]』 心『友哉、早くしないと置いてくぞ~』 友哉『いつの間に❗[?]❗❗』 心『ハッハッハ行動力の違いさ』 弥希『いいから行こうよ~❗もう本当に遅刻しちゃうよ~❗』 心&友哉『ハイハイ判りましたよ』 心『じゃあ父さん、母さん、行ってくる』 父母『行ってらっしゃい』 父『あ、待ちなさい。最近異常気象が激しくて雪が降る。コート持って行きなさい。』 母『や~ねぇ…こんな時期に…』 友哉『…マジかよ ❗まだ夏だってのに…』 父『学者の…まぁ私達の予想を遥かに上回って、温暖化が進行している。今週は積雪300ミリくらい積もるかな』―――――僕の父は学者だ。専門は、気象学。地球の気象について調査、研究を行なっている。多趣味で、歴史や地学にも詳しい。そんな父に僕は憧れている― 心『…じゃあ行ってきます…』
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