1. ショートメール

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『やった!ありがと。俺、3年の栗山裕樹(クリヤマヒロキ)ね。』 『どうも。』 初めて聞く名前だなと思いつつ、キラースマイル。 離れた場所に居た仲間たちの元に彼は戻り、携帯持ち上げ自慢してる。 『栗山センパイって彼女と別れたんだね。』 サオリがオレンジジュースを買いながら言った。 私も、もらったカフェオレのストローをさしながら『そうなんだ。』と答える。 特に興味はない。 ていうか、タメやイッコ上なんぞに興味がないと言った方が正しいか。 彼氏にする人は断然年上! が、私の条件。 なんで?って言われても答えようがないんだけどね。 なんつーか、タメは頼りなさすぎっつーか。 何人か付き合ったけど、結局飽きちゃってバイバイしちゃう。 だから、次は包容力のある年上って決めてんだ。
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