東日本大震災

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その日は何時もと変わらず二階で小説書いていた。 音楽聞きながら自分の世界に入っていた。 そして午後地震が起きた。 あまりの揺れに神に助けてと叫んだ。 母と兄は一階にいて地震が起こると同時に外へ避難していた。 (これが宮城県沖地震か!?) と思った。 音楽が途中で切れた。 電気毛布も。 停電になったのだ。 祖母もショートステイから帰って来ていた。 妹も学校のバスで家に帰ってきた。 祖母は祖父を4年前に亡くしている。 遅咲きの八重桜が綺麗な季節だった。 だが祖父は祖母にとってかけがえのない存在だった。 祖父が亡くなったと同時に低血糖になり認知症でボケてしまったのだ。 リハビリパンツをはいて今では肉もかなくて口に出来ないくらいボケてしまった。 だから今はお粥だ。 妹は知的障害者だ。 産まれが少し早く小さい頃から入退院を繰り返していた。 そんな妹は小さい頃お風呂に一人で入り溺れたことがあった。 障害は脳に残り、上手く話しをしたり感情表現が出来ないでいた。
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