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もう一人の執事
「友里亜様、そろそろお部屋へ戻りましょう!肌寒くなって来ましたし…」
「そうね?」
そう言って、お嬢様と俺は、歩き出した。
その時、
「友里亜…?」
いかなり、お嬢様を呼び捨てで呼んできた。
そいつは背が俺より三センチ高く、イケメンだ。
悔しいけど、もし、俺が女だったら間違いなく狙う。
「雄輔?雄輔…なの?」
「やっぱり‼元気だったか?マレーシアの修行終わったからよ‼あのおっさんに報告にいこうと思って。」
「そうだったの‼お帰りなさい🎵恭介、私は、彼と家へ戻ります。
片付けお願いね?」
「はい‼お嬢様💦」
おれは、彼女と腕組みしながら歩いていく後ろ姿を見つめながら、片付けをしていた。
〈こんこん〉
「はい💦」
「康文さん、ご無沙汰してます。亮介の兄の雄輔です。無事にマレーシアの修行終わりました🎵」
「雄輔くん、見ない間に立派になったなぁ‼日誌を貰おう。」
「ところで、先生?さっきお嬢様の近くにいた奴は?」
「あのこはね?亮介がやめて、悩んでいた時に引き受けてくれたこなんだよ!」
私は、二人のやり取りを黙って見ていた。
「んで、俺は、何をすれば?」
「そうだなぁ…明日からお嬢様は学校が始まるから、送り迎えを任せていいかね?」
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