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なるほど…
『認めさせる』
そう言われるとは思っていませんでした。
じゃあ 何と言われると思っていたのかと言われると困りますが、意外でした。
だって、私が来ることを知ってその場に来る以上、女は旦那との関係を『認めて当然』と言うか、『認めた上で来る』と思っていたからです。
でも、考えてみれば、女だって必死です。
ほんの火遊びのつもりで旦那と関係を持っていたのであれば、自分の家庭を壊さないために、自分への被害を最小限に抑えるために、旦那は認めた男女関係さえも否定するというスタンスで来るかもしれません。
会えたはいいけれど、
「は?タカシさんと私はただの友達ですけどぉ?」
みたいにはぐらかされて終わり。では、あまりにも悔しいです。
それだけは、嫌です!
林弁護士は、プロとして、きっと何度も離婚調停や裁判、泥沼修羅場に立ち会って来たことでしょう。
その林弁護士がそうアドバイスするということは、こういった場合、そうやって逃げる不倫相手が多いということではないでしょうか。
私は、その先の話し合いのことばかりを考えていましたが、女たちとの直接対決では、
旦那との関係における事実確認に重きを置こう、いやむしろそれがメイン!と方向付けができました。
林弁護士からは、それ以上具体的なアドバイスはありませんでした。
離婚か修復かもハッキリしていないのだから、当然でしょう(--;)
相手の女と会ったりしてもう少し見通しが立ったら、正式にお願いしたいのでよろしくお願いしますと言い、私は恐る恐る相談料金のことを尋ねました。
時間的には、30分程度だったと思いますが。
これで1~2万円取られるんだろうか…と思いきや、
「お金は結構ですよ^^」
と、笑顔で言われてしまいました。
途端に、それまで忘れていた恥ずかしさに襲われました。
旦那が浮気して頭に血が上って来ちゃったんでしょ(笑)まだこんなところに来る段階じゃないから、一端うちに帰って頭冷やしなさい( ´,_ゝ`)
と 言われている気分でした。
おこちゃま扱いされて、恥ずかしさに包まれて事務所を出た私ですが、林弁護士のアドバイスは、私にとってためになりました。
それに、なにはともあれ、
『弁護士事務所にまで行った』
という事実ができたことが、私にとっては重要でした。
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