4月9日③

3/5
前へ
/117ページ
次へ
───😱💥 まさか…そんなものを隠し持っていたとは… ショックでした… でも、 「何なのあれは?」 私は、当然知ってたよ、というフリをしました。 「あれは俺のじゃないんだって‼💦💦田尾さん(仮名)のを預かってただけなんだって‼💦💦💦」 私も必死なら、旦那ももっと必死です。 田尾さんは、会社の取引先の人で、確か40歳ぐらい。小学校低学年と幼稚園児の息子がいます。 旦那とは個人的にも親しくしているようで、たまに旦那は田尾さんとゴルフや野球観戦に出掛けていました。 私は田尾さんと面識はありませんでしたが、年賀状で二人の息子の顔は知っていました。 つまり、家庭持ちの人。 旦那は、そのいかがわしい2つのアイテムを、田尾さんのものだと主張したのです。 「は?」 私は、どこから突っ込んでいいのか、一瞬分かりませんでした。 旦那はなおも続けました。 「田尾さん女遊びしてて💦💦、風俗も行ってて💦💦、あんなもん持ってるんだけど💦💦、家で嫁さんに見付かるとヤバいからって💦💦、俺預かってくれって渡されたんだよ‼💦💦💦」 ………😒 旦那が必死に一日考えた結果はこれでした。 「お前も嫁に見付かってこんなことになっとるやないか───い‼‼‼💢💢💢」 と、大声で突っ込みたい気持ちを、私は必死で押さえました。 それは…まだ早い… 「そう。あとは?」 「あとは… マジで分からない😣💦💦俺が思い付くのって、ホントそれだけ💦💦」 このあとも、「まだあるやん?」と私はかなり粘りましたが、それ以上旦那からは何も出てきませんでした。 「とりあえず分かった。今の時点ではタカシの話は私には信じられない部分が多い。 携帯見てもいいよね?」 「うん、いいよ💦💦」 旦那はいともあっさりと、私に携帯を渡しました。 私は、昨日の夜中にしたのと同じ順番で、今度は旦那の目の前で携帯チェックを始めました。 「電話帳ってどうやって見るの?」 「メールの見方分かんない。教えて」 など、私は昨晩すでに習熟した、旦那の携帯の操作を、わざとたどたどしく行いました。 そして、気になったところは突っ込んでいきます。 「○○ちゃんて誰?」 「それはポポと出会う前に登録した子💦」 「ブックマーク、エロサイトばっかやん(笑)」 「😅💦」 みたいな感じで。 「───じゃあ次、会社携帯。」 😃💥
/117ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2712人が本棚に入れています
本棚に追加